空気の違いを感じた1日
- 2007年 11月5日
- カテゴリー : ミルキクヨム
もう先月のことになりますが、これを書いた数日後、浦東の科学技術館までShanghai eArts Festival 2007(上海电子艺术节)を見に行ってきました。

科学技術館1階に2カ所に分けて展示されていて、インタラクティブな観客参加型の作品が多かった。休日と言うこともあり、子どもも多く、至る所で彼らは大はしゃぎ。でも、大人は結構恥ずかしがってすすんで試さないので、デモをみせるにはちびっ子たちの貢献度は高いかも。
いろんな国から参加していたようだけど、見ていた中で良いと思う物は全て日本人の作品だった。行く前からこれは見ておきたいと思っていた「Garden」は、期待通り良かった。たくさんの紙吹雪を上から落とすと大きな花が咲き乱れる。思わずちびっ子たちに混ざって一緒に紙吹雪をちらしてみた。係員が盛んにちびっ子たちに中に入らないように注意してたけど、これってやっぱり思わず中に入りたくなるだろうし、そうあるべきものじゃないの?と思ったのは私だけかな。。。(紙吹雪の散らばり具合は尋常じゃありませんでしたけど)
一つ一つの作品には思いとか意味とか思想とかがあって、それは仕事でスタッフがデザインする時にも求めたりするのだけど、こういうインスタレーションはそういう小難しいことをすっとばして、直感で面白いって思う物の方がぐっときたり、記憶に残るなぁと今の自分は感じた。
なんだろう、日本はリストラとか就職難とかが騒がれるようになってから、やたら自分と向き合うこととか深く掘り下げるような感じが流行ってるし、自分に入ってくる情報そのものが大量で、ちょっと食傷ぎみだから今の自分は作品を見てじっくりその意図を読むとか考えさせられるようなものにひかれないのかもなぁ。理屈抜きで良い、それで良いじゃんという感じ。
ただ、こちらの人は逆かもしれない。芸術を楽しめるようになったのも最近だし、盛んに説明を聞いている彼らの姿を見ているとその意図を理解しているかどうかはわからないけど、まず聞く、知る、見る(人によっては吸収していく)ことにどん欲。スタバで珈琲飲んでる自分を見られることにステイタスを感じるような「芸術を楽しんでいる自分」に酔ってる人も多々いるとは思いますが、そうだとして10年前の上海にはこの姿は全然なかったわけで、現代アートも発散しきれないほどの感情が詰まった激しい作品が多いし(私は疲れてしまってちょっと苦手。。。)、経済同様勢いがあることを常々感じる。
今回かなり久々に浦東に行ったのだけど、前から友人たちから聞いていたとおり空気が全然違う。世紀公園あたりのなんとすがすがしいこと。(金橋あたりにいくとさらに空気が澄んでるらしい)河を渡っただけでなんでこんなにも違うんだろう。子供がいたら断然浦東の方が環境的には良いですね。まぁそう言っても私は浦西に住み続けますけど。

