去印度 第四天


砂漠は早い時間から出ても暑くてへたばるだけだというSNさんの言葉に従い、午前中は市内観光へ。「城壁!」と騒ぐSさんの城壁欲を満たすためJunagarh Fort(ジューナガル城)へ。インド国内にはもっともっと有名な城塞があるんだろうけど、ここでも十分すごい。街中に出現する巨大な城塞に感嘆する。

Junagarh Fort


中にはおそらくこの手のところには必ずあると思われるミュージアムがあって、テキスタルデザインとか宮殿内で使用されていた銀製品とか歴代の写真とかそういうのが展示してあった。こちらに来てから目にするサリーは赤、黄、青など原色が多かったのだけど、ここに展示されていたものは淡いベビーピンクやサーモンピンクなど、なんともかわいらしい柔らかいものが印象のものが結構あった。ビーズやスパンコールを使ったデザインも今でもこういうのあるし、やはりファッションとは巡る物なのですね。
鳩が多すぎて、いつ糞が落ちて来るやら冷や冷やしながらぐるっと見学終了し、車に乗り込んで街中へ出る。交通量が一気に増え、ものすごい砂埃と排気ガスにむせる。

繁華街

タイのスナックがトムヤムクン味が多いように、当然インドもスパイスを主としたスナックが多く、Laysなど数種類適当に買ってみた。辛いのか酸っぱいのかなんなのか名前からだとよく分からないけど、SNさん曰く「ビールのつまみにぴったり」とのこと。はまるだろうかw
Sさんがステンレスの弁当箱が欲しいというので適当に金物屋に入ってみる。全然買う気なかったのに見てたら自分も欲しくなり3段ものを購入。そう言えばちょうどお弁当箱探してたんだよね。でも3段も何入れよう。。。その他中が見える蓋付きのスパイス入れも購入。全部で600円ぐらいだったかな。安。
それから運転手に連れられ、とある建物の3階まで上ると目の前に広がるのはBikanerの街並み。こちらは基本的に低い建物ばかりなので、こういうちょっと高いところでも全景が見渡せる。天気も良くとても気持ち良い!
さて、本日の昼食。
眺めがいいところでした

昨日と同じカッテージチーズのカレーでもやっぱりお店によって味が違う。色も全然違う。でもやっぱりうまい。強い日差しがちょっと暑かったけど、そんな時こそ冷えたビールで乾杯。気持ちよすぎる。SNさんの大好物だというヨーグルトにタマネギとかが入っている食べ物(名前がわからない)、ヨーグルト?!。。。うーん。。。と思ったけどおそるおそる食べてみたら美味しい。ヨーグルトにフルーツは嫌いだけど、なぜかこれは平気。でもぬるいとだめかも。
この表情が何とも言えない一度宿に戻り、砂漠に向けて荷物整理。とりあえず日焼け防止対策だけはしっかりしておこうと思い、日本から持ってきた手袋、バンコクで買った帽子、Bikanerで買ったストール、そして日焼け止めを塗りまくっておく。宿からジープに乗り込み走ること数十分。着いたところにはこんな感じでラクダがスタンバってました。で、さっそくそれぞれのラクダに乗り込むのだけど、これが怖い!想像以上に高くて、フンフンなんだか気取って歩いていくラクダさんなので落ちても気づかれず踏まれて死にそうだし。コブの間は1歩1歩すごい揺れるので、お尻や股関節が痛くなる。これは長時間は無理。遅めの出発で本当良かったとSNさんに感謝感激。
振り落とされないよう必死揺れになれるまで結構大変で、ちょっとしたゆるい下り道でも揺れが増幅するためどうやったら衝撃が減るかベストポジションを探すことに必死な私。写真を撮る余裕なんて全然なし。景色が砂漠ぽくなってきて、どこを見てもあまり変わらない感じになってきた頃、ようやくカメラを取り出す余裕が出てきた。と言っても撮れたのはこの後ろ姿ぐらいだったんだけど。
日が暮れてきた前を見ても後ろを見ても左右見渡しても見えるのは砂と小さい木々のみ。暑いし、揺れるし、砂漠って歩いている楽しみって正直ない(苦笑 必死でベストポジションを探したんだけどやっぱりどうやっても痛くて、早く着かないのかなぁとひそかに思っていたら、歩き始めて2時間ぐらいたった頃ようやく本日のテント場所についた。気づいたら日が傾き始め、こんなに影が長くなっていた。
到着してからは私たちは何もすることなし。宿泊用のテントも夕食の準備も全て彼らがやってくれる。あとは夕日を見て、日が暮れるのを待つのみ。
しんみり

ぶらぶら歩いて砂丘の上で座り込む。強い日差しを受けていた砂はまだほのかに暖かくて気持ちがよく、そこでぼーっと日が暮れるのを眺める。昨日以上に遮るものがなく、目の前に砂と空しかない。中国に来てからの1年、これからのこと、あぁ どうするかなぁ。いろいろ考えがめぐる。
キャメルサンセットテーブルと椅子が用意され、別ルートから来ていた欧米人3人組みと一緒にトランプゲーム開始。私はルールを聞いてもよく分からなかったのでSNさんがやるのを側で見て楽しんだ。ちょっとだけ自己紹介とかしたけど、いやぁもう英語わからん。夕食の時間が来て気づいた。そう言えばSさんは?見渡しても姿が見えない。どんどん暗くなってきて、ライトなしではどこがどこだかさっぱりわからずちょっと焦る。みんながトランプやってる間に帰ってきて、一人寝てたらしいけど、声ぐらいかけろっての!砂漠でのカレーはここのところ食べていたものよりもハードな味だった。SNさんが屋台とかローカルなお店ほど味付けがハードになるって言ってたのがこのことかと。でも、それはそれでありな味。(欧米人チームとSさんには不評だったけど)
ほ〜のおよもえろ〜よ〜あっという間に真っ暗になり、空に一面に星がたくさん。あちこちで星が流れてる。立って上を見上げたり、椅子をつなげて仰向けになったりしながらずーっと星を見てた。砂漠の夜は街中よりも断然寒くて、時々たき火の周りに行って暖をとる。久々にたき火ってやったけど、枝の多い木を入れてそこに火が燃え移った瞬間のあの明るさってちょっとはっとさせられる。普段火は怖いし嫌いなのでそんなこと気にもとめてなかったんだけど。うちらの話し声以外何も聞こえないこの空間。とても解放された気分。真っ暗かと思っていた砂漠の周りは、街の灯りで空がうっすら明るくなっていて、星を眺めるのにちょっと邪魔なぐらい。この明るさで見えにくくなるんじゃ、そりゃ上海で星が見えないわけだ。